老人性色素斑の特徴とシミの治療法について

老人性色素斑は、年齢が上がるとともにできることの多いシミです。特徴としては、色が褐色で境界がはっきりしており、良く目立ちます。部位としては顔や手や腕の日に当たりやすい部分にできることが多く、紫外線によるメラニンの蓄積が原因とされています。老人性といっても高齢者に限らず、日光に当たりやすい部位であれば若い人にもできることがあります。

老人性色素斑そのものは心配のないものですが、日光角化症や悪性黒子など治療や観察の必要なものを区別するために検査を行うこともあります。老人性色素班のシミは濃く、顔など目立つところにできやすいため、皮膚科などで積極的な治療も行われています。治療法はレーザーが主流となっており、現在のところ、スイッチ・アレキサンドライトレーザーの効果が高いと言われています。

このレーザーはごく短い時間に大きなエネルギーを発するため、メラニン細胞に効果的にダメージを与えることができ、他の部分に対する悪影響が少ないのが特色です。クリニックによっては、全体をレーザー治療する前に、テスト照射をしてもらえる場合もあります。自分のシミに効果がありそうかどうか、チェックしてから行いたい時には、あらかじめ相談してみるとよいでしょう。

実際のレーザー照射は、数分程度と短時間で済み、痛みもそれほど強くありません。治療を行った後にはその部位をテープなどによって保護します。治療を行った部分は、しばらくかさぶたとなって残りますが、このかさぶたを無理にはがさず自然にしておくと、かさぶたの下から新しいきれいな皮膚が再生してきます。

治療後はしばらく紫外線にあてないことが大切です。日光のケアと共に、美白のためにハイドロキノンやトレチノインなどの塗り薬を併用して治療が継続されることが多くなっています。また、レーザーの照射で効果が充分に得られない場合もあります。その場合には再度照射を行うかどうかについても相談することとなります。